酔った女性と出会った日

酔った女性と出会った日

それは、私が会社の飲み会で、ほどよく酔った帰り道の出来事でした。

 

終電はむせ返るようなお酒の匂いにあふれていました。酔客の多い日ではありますが、こんなに酒臭いのは珍しい。ふと見回すと、明らかに足元のおぼつかない、酔った女性が、ドア横のバーにもたれかかったり、ふらふらしたりしていました。危ないなあと思っていると、私の横までその女性がやってきました。じろじろ見ていたのが、バレたのかな?と冷や汗をかきました。

 

するとその女性は、私に何かを喋ろうとしたのでしょうが、くちを開けた瞬間に、思いっきり「げー!」

 

嘔吐してしまったのです。私のスーツの足は、吐瀉物でべちゃべちゃ。まだまだ女性は吐いてしまいそうだったので、慌てた私は、次の駅で女性を電車から連れ出し、駅員さんを探しました。

 

駅員さんに引きわたしても、足は吐瀉物でベトベトで、電車にのるわけにも行かず、わたしは「あーあ」という気持ちで、ホームの水飲み場で足を洗っていました。

 

すると、吐いて楽になったらしい先ほどの女性が戻ってきて、色々謝ってきました。それからクリーニング代を払いたいと、連絡先を渡してきたんです。それから細かく連絡を取り合って、今はいい関係です。

 

しかし、嘔吐がつないだ出会いというのも、なんだか変ですよね。


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